2017年09月22日

宗派に応じて違う焼香と線香のあげ方

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仏式の葬式で行われる焼香やお線香のあげ方は宗派によって大きく違いがあるため、失礼にならないよう、前の人のやり方を見て行ってください。基本的に焼香の場合、立って行うことと、座って行うこと、更に座ったまま前に出ず、周囲の人がお盆の上に乗せてまわしてくる物で行う方法とに分かれています。

地域や会場の広さによって異なりますが、基本的には立つ行為と座る行為のやり方に違いはありません。弔問客の順番ごとに前の人が終了してから前に出て、遺族やお坊様に一礼し、台の前に立ち、押し頂く宗教と押し頂かないところに分かれています。

天台宗の場合には回数が限定されていないため、それほど気にする必要はありません。対して曹洞宗の場合、1回目は押し頂き、2回目は押し頂かずに行う宗教もある為、なくなられた故人の信仰は確認しておくと葬儀の席でパニックにならずにすむでしょう。

押し頂いて1回ないし3回のところが多いため、前の人がやっていたのを見て同じに行っておくと、失礼にならずにすむといわれています。また、線香を上げるときも同様です。香炉に立てる場合と立てない場合とに分かれているため、確認しておくとよいでしょう。

浄土真宗は基本的に寝かせる形をとり、1本を2本から3本に折ることが基本です。対して天台宗や真言宗では3本立てて、逆三角形になる形でおくことが重要とされています。これは、逆三角形それぞれに「仏・法・僧」といった意味がこめられているからです。


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