2017年06月21日

お香のさまざまな種類と使われ方

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法事やお葬式で欠かすことができないものとして、お香があります。いろいろな種類があり、材料や用途も異なるので違いを知っておきましょう。まず材料を細かくして練り合わせた後に棒状にしたものが、線香です。家庭でもよく使用されているタイプで、代表的なものに杉線香や匂い線香があります。

タブという木の皮を粉末にして炭の粉や粉末を練って作られたのが匂い線香で、香りが良く煙が少ないため屋内で使用されることが多いです。杉の葉を原料として杉線香は、煙が発生しやすいので墓地や煙を受ける行事などで使われています。

次に焼香はウコンや沈香など、砕いた香木をいくつか混ぜ合わせたものをいいます。お葬式やお通夜で使われるお香であり、どんな種類を混ぜるかによって呼ばれ方が変わるのが特徴で火種に直接くべて使用されるお香です。

焼香と同じように火に直接くべて使われたり、仏塔や仏像に振りかけるお香を抹香といいます。燃え方がゆっくりなので、香時計として使われることもあり、火種として使われることも多いです。火を付けるだけでなく体に塗って使う塗香という粉末のお香も存在します。

修行僧が邪気をはらうために使われ始めたもので、水や唾液を混ぜて練って使ったり、そのまま体に直接擦り込んで使われます。材料として用いられるのはシナモンなどです。このように国内だけでも多くの種類が存在するお香ですが、仏教が信仰されているアジアの諸国を中心にして世界中に様々なものが存在しています。

現在はローズやラベンダーなどの親しみやすい香りがするお香をカジュアルに楽しむ人も多いです。体に塗って使うタイプはフレグランスとして、コスメグッズを取り扱うお店などでも販売されています。手紙や手帳に細かくした香料を入れて使うなど、いろいろなシーンで利用可能です。

天然の香料を刻んで袋に詰めたお香などはおしゃれなインテリアにもなり、防虫効果もあるので気軽に取り入れてみましょう。

[参考]
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